中国のCAMCエンジニアリング(中国機械工業集団グループ)は先ごろ、トルクメニスタンにおけるカリ塩の採掘プラント建設に関し、事業母体となるトルクメニスタン経営者協会(TSTB)と包括協定を結んだ。投資額は明らかにしていない。
プラントは東部レバプ州のタイブガタン(Tyubegatan)鉱床に設置する。年約350万トンを採掘し、主に肥料として使用される塩化カリウムを年約70万トン生産する能力を整備する。建設にはCAMC傘下でカナダの建設会社プロコンも参画する可能性がある。
トルクメニスタンでは国営化学企業のトルクメンヒミヤ(TurkmenHimiya)が1月初め、同国東端部のガリク(Garlyk)鉱床でカリ塩の採掘工場であるガリクスキーGOKを開所した。同工場は塩化カリウムを年最大140万トンまで生産できる。投資額は10億米ドル超で、ベラルーシのベルゴルキム(BelGorKhim)が建設を請け負った。
トルクメンヒミヤはまた、レバプ州のカラビル(Karabil)鉱床でカリ塩の選鉱工場の設置を計画している。