シーメンス・ガメサ、ボスニアで風力発電プロジェクト受注

独電機大手シーメンスの風力発電タービン子会社シーメンス・ガメサは21日、ボスニア・ヘルツェゴビナの独立系電力会社F.L.ウィンドから発電設備を受注したと発表した。西南部のイェロヴァチャに2メガワットの風力タービン「G97」18基を設置する。年内の操業開始を予定する。

イェロヴァチャ風力発電所は2015年に同国政府が建設を許可した3つの風力発電プロジェクトのひとつ。シーメンスは今回の受注に先立ち、昨年3月に国営電力エレクトロプリヴレダHZ BZから同国初となるメシホヴィナ風力発電所の設置を受注している。両プロジェクトともに受注内容には5年間の施設運営およびメンテナンスが含まれている。

シーメンス・ガメサは2017年4月、シーメンスの風力発電事業とスペインの風力発電大手ガメサの合併で誕生した。クロアチア、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナではこれまでにタービン116基、総発電能力285メガワット超を供給している。