ポーランドGDP伸び率、17年10-12月期は5.1%

ポーランド中央統計局(GUS)が2月28日発表した2017年10-12月期の国内総生産(GDP)伸び率(速報値、実質ベース)は前年同期比5.1%となり、前期の4.9%を0.2ポイント上回った。これは2011年10-12月期以来の高水準。通年では4.6%で、前年の2.6%を大きく上回った。

内需が引き続き成長をけん引した。総消費支出は5.0%拡大し、GDP伸び率に3.5ポイント貢献した。特に個人消費が4.9%増と堅調で、このうち2.5ポイントを創出した。公共消費も5.4%の大幅増で、貢献度は前期の0.3ポイントから1.0ポイントに拡大した。総資本形成は8.8%増で2.4ポイント寄与した。特に固定資産形成は15年1-3月期以降で最高の11.3%増となり、投資が活発だったことをうかがわせた。

一方、前期のGDP伸び率に1.1ポイント貢献した貿易収支は10-12月期に輸入が輸出の伸びを上回り貿易赤字となり、伸び率を0.8ポイント押し下げる結果となった。

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