シュコダ自、2月販売台数14%増加

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が快走を続けている。12日発表の2月販売台数は前年同月比14.3%増の9万2,800台となり、2月としては過去最高を記録した。

国別で最も大きな市場である中国が30.6%増の1万9,600台を記録し、全体をけん引した。景気が回復しつつあるロシアも、38.6%増の5,900台と大きく拡大した。伸び率ではトルコが80%弱(2,200台)で最も大きかった。

モデル別では、モデルチェンジを間近に控える小型車の「ファビア」と「ラピッド」、生産を終了した小型SUV「イエティ」が減少したが、他のモデルは全て好調だった。中でも中核モデルの「オクタビア」は3万1,800台と11%近く増加した。

シュコダ自がモデル展開の軸とするSUV(スポーツタイプ多目的車)では、「コディアック」が1万200台と前年同月の6倍超に急進。昨年11月発売の「カロック」も4.700台と快調だった。シュコダ自ではSUVが刺激となり、さらなる拡販につながると戦略に自信を示している。

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