チェコ石化工場で爆発事故、6人死亡

プラハの北西20キロほどに位置するクラルピ・ナド・ヴォルタヴォウにあるユニペトロル工場内で22日爆発が起こり、6人が死亡、2人が負傷した。原因は調査中で、2~3カ月以内に結果が出る見通し。労働監視局によると、管理に落ち度が見つかった場合、最大200万コルナ(7万8,000ユーロ)の罰金が課せられる可能性がある。

事故があったのは、ユニペトロルの化学事業、シントスの燃料・化学素材工場で、空のタンクの清掃中、何らかの可燃性ガスに引火したとみられている。

クラルピ製油所は近代化・保守作業のため、予定通り27日から6週間、操業を停止した。今回の事故と操業停止の関連はないという。

チェコ化学産業で起こった事故で6人もの死亡者が出たのは体制転換後、初めて。犠牲者のうち、5人はルーマニアからの出稼ぎ労働者だった。

ユニペトロルはチェコ唯一の製油会社で2005年以来、ポーランド石油最大手PKNオルレンの傘下にある。(1CZK=5.13JPY)

上部へスクロール