自動車部品大手の独ボッシュは3月末、ルーマニア北西部クルジュ・ナポカで新エンジニアリングセンターの建設に着手した。2019年末までに完成の予定で、現在、市内の複数箇所に分散している同センター機能を新センタービルに統合する。投資額は2,500万ユーロ以上。
新センターの建設地はクルジュ・ナポカ市中心地にあるダビンチ・ソフトウエア開発キャンパスで、地下地上階合わせて6階建て(延べ床面積1万6,000平方メートル)となる。
クルジュ・ナポカのエンジニアリングセンターは13年の開所で、現在約400人が自動管理、モノのインターネット(IoT)、インダストリー4.0の分野で研究開発に取り組んでいる。ボッシュのエンジニアリング・ネットワークの一部として他の拠点と連携するほか、エアバッグ制御システムなどを製造する同市近郊のジュク工場を密接にサポートしている。