ロシアのカムチャツカ半島でトマトときゅうりの大型温室栽培施設の建設が計画されている。立地は同半島南部エリゾヴォ地区のゼレノフスキエ・オゼルキにある温泉水の水源近郊。今年末までに建設許可を取得し、来年末の稼働開始を予定する。
地場企業のTKカムチャスキーがITを活用した最新の農業技術であるウルトラクリマを導入して栽培施設を整備する。投資額は約36億ルーブル(5,100万ユーロ)で、年間5,800トンのきゅうりと3,400トンのトマトが栽培できる。200人超を雇用する。
ウルトラクリマは温室内の温度や湿度、二酸化炭素の濃度などを自動管理することで作物の生産性や品質を向上させる技術。水やエネルギーの消費を抑え、二酸化炭素排出量も削減できる。(1RUB=1.68JPY)