食品世界最大手のネスレは昨年、ウクライナの22件の省エネ化事業に1,000万フリブナ(30万ユーロ)超を投資した。これにより8%のエネルギー削減を達成したという。18日付の現地紙『インターファクス・ウクライナ』が報じた。
ウクライナ法人のボルネマン最高経営責任者(CEO)によると、ネスレはさらに、環境への負荷が少ない設備を設置する12件の事業にも100万フリブナ(3万ユーロ)を投じた。その結果、同社の3工場でタンク189台分の水の消費削減に成功した。
ネスレは1994年にウクライナへ進出。98年の製菓ブランド「スヴィトチ」の買収を皮切りに、2000年に加工食品「トルチン」、10年にはインスタント食品「ミビナ」の各ブランドを買収している。(1UAH=4.11JPY)