風力発電機世界大手の独センビオンは4月24日、セルビアのアリブナル風力発電パークの整備事業が順調に進んでいることを報告するとともに、保守サービスの提供に向けて同国に拠点を設けたと発表した。
アリブナル発電所はベルギーの再生可能エネルギー会社エリシオが首都ベオグラードの北東、約60キロメートルで開発しているもので、この夏に完工する予定だ。センビオンの「MM100」タービン21基を擁し、42メガワット(MW)の出力を装備する。センビオンの発表によると、現在、14基の設置を終えている。稼働後は約2万7,600世帯の需要がまかなえるという。
センビオンは昨年、アリブナル発電所の近くで稼働したエリシオのマリブナル発電所にタービンを供給し、セルビア市場に参入した。アリブナル、マリブナル両発電所の包括的保守サービス(期間15年)も受注しており、先ごろ、アリブナル区のバナツキ・カルロヴァツに拠点を設けた。