シュコダ自、1-3月は過去最高益

チェコのシュコダ自動車が4月27日発表した2018年1~3月期決算の営業利益は前年同期比5.3%増の4億3,700万ユーロとなり、同期の実績としては過去最高を記録した。新型SUVの投入などモデルラインナップの拡充とコストの最適化が業績拡大につながった。売上高は4.9%増の45億4,700万ユーロ。売上高営業利益率は9.6%で横ばいだった。

販売台数は31万6,700台で、11.7%増加した。モデル別では、16年秋に販売開始した中型SUV「コディアック」が500%増の3万8,100台と特に好調だったほか、人気モデル「オクタビア」が2.6%増の10万5,700台に拡大した。昨年末に市場投入した小型SUV「カロック」も受注が順調に伸びている。

シュコダは2016年、販売台数拡大と事業多角化を実現するため、向こう10年間の事業戦略「ストラテジー2025」を策定した。電気自動車(EV)、自動運転、コネクティビティ分野での研究開発を柱とし、デジタル製品・プロセスの開発、新市場参入、モビリティサービス事業などを重要課題に掲げる。

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