トルコ政府はイスタンブールとブルガリア国境を結ぶ鉄道を整備する計画だ。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を構成する鉄道路線をブルガリア国境まで延長し、同国内の鉄道と接続することを検討しており、両国が省庁レベルで交渉を進めている。
ブルガリアと国境を接するトルコ・エディルネ市のギュナイ・エズデミル市長がブルガリアの記者団に明らかにしたところによると、同事業ではイスタンブールからエディルネまで複線の鉄道を敷設する。ブルガリア側でもトルコとの国境の町スヴィレングラードと首都ソフィアを結ぶ鉄道高速化計画が進行しており、エディルネ・スヴィレングラード間を接続すれば、輸送を合理化することができる。
計画実施が決まれば、トルコ側は国境検問所のあるカプスクレに旅客・貨物とも利用できる鉄道駅を設ける。