東芝、ウクライナ国営タービンメーカーと提携

ウクライナ国営のタービン発電機メーカー、ターボアトムと東芝エネルギーシステムズが、原子力発電用タービンの新開発事業で提携する。同国のエネルギー石炭産業省が8日、同省を訪問した日本大使館の代表団から告知があったことを明らかにした。原子力エネルギー分野における両国の提携を強化する方針に沿うもので、来月に覚書を交わす予定。第3国向けを含む原子力発電用タービンの製造・刷新が中心となる見通しだ。

ターボアトムとはすでに、東芝傘下だった米ウエスチングハウス(破産手続き中)が2016年以来、ウクライナにある既存原子炉の出力増強プロジェクトで協力してきた。

ウクライナは電力需要の56%強を原子力でまかなっている。

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