プラント大手の日揮は16日、ロシア極東のウラジオストクでリハビリ施設の開所式を行った。同事業は2016年に日露両国が合意した「日露経済協力プラン」に沿ったもので、日本人療法士の指導の下、日本式のリハビリ医療を提供していく。
リハビリ施設の延べ床面積は530平方メートル、スタッフ数は17人で、うち2人が日本人となる。日揮は昨年7月に社会医療法人北斗と事業会社を設立し、ロシア人療法士の日本での研修など開設に向けた準備を行ってきた。事業会社の名称はJGCホクト・ヘルスケアサービスで、資本金は1億5,000万ルーブル(200万ユーロ)。出資比率は日揮が90%、北斗が10%となっている。
日揮は2016年度からの5年間を対象とする中期経営計画の中で、医薬及び医療関連事業の海外展開を目標として掲げている。(1RUB=1.77JPY)