トルコ建設大手ルネサンス、ロシアから大型受注

トルコの建設大手ルネサンスは26日、ロシアで4件の契約を結んだと発表した。シベリアの天然ガス処理施設建設を始め、公共交通、医療、金融の各分野が対象となる。サンクトペテルブルク国際経済フォーラムの開催を機に調印された。

まず、伊エンジニアリング会社テクニモントから、ガスプロムのアムール天然ガス加工プラントの建物工事を13億ユーロで受注した。同プラントはガスプロムのプロジェクトの中でも最大級で、2023年末までに完工し、年間420億立方メートルの処理能力を備える予定だ。サハ共和国及びイルクーツク州で産出するガスを加工する。

また、サンクトペテルブルク当局とは、公共交通整備計画の枠内で、ユーニ駅、ユシュナヤ駅の建設及び近郊コルビノ市と連絡する路面電車プロジェクトに関連した工事を受注することで基本合意を結んだ。これらのプロジェクトの投資総額は200億ルーブル(3億2,100万ユーロ)となる予定だ。

さらに、モスクワ行政当局と医療サービス、複合施設関連のプロジェクトで合意したほか、ズベルバンクとは投資銀行、融資業務などでの提携で合意した。(1RUB=1.76JPY)

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