横浜ゴムのロシア工場、シュコダ自に新車装着タイヤ供給

横浜ゴムは28日、独フォルクスワーゲン(VW)傘下でチェコ自動車大手シュコダのSUV「コディアック」に、今年4月から新車装着(OE)タイヤの供給を開始したと発表した。VWのロシア工場(ニジニ・ノブゴロド)で生産される同国市場向けモデルに低燃費タイヤの「ブルーアース・A(エース)」を納入する。シュコダ車へのOEタイヤ供給は2016年11月の「オクタビア」に続き2例目となる。

ブルーアース・エースはVWからの評価も高く、同社のSUV「ティグアン」と4ドアセダン「ジェッタ」にも装着されている。これらのモデル向けのOEタイヤは全て横浜ゴムのロシア現地法人LLCヨコハマR.P.Z.が生産している。

LLCヨコハマR.P.Z.は2008年の設立で、ロシア南西部のリペツク経済特別区内に工場を持つ。11年末に日本のタイヤメーカーとして初めてロシアで乗用車用タイヤの生産を開始した。現在の年産能力は操業開始時の2.3倍にあたる160万本に拡大している。

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