アイスランドのIT企業ヴィデンティファイアー(Videntifier)が、リトアニアの首都ビリニュスに研究開発(R&D)センターを設置する。将来的にグループのR&D事業の中核に育てる可能性も視野に入れる。投資額や具体的な開所時期などは明らかにしていない。
R&Dセンターは年内に8人体制でスタートし、今後数年で約20人に増員する。地元の大学・研究機関と緊密に連携し、大学生や若い研究者に実習の機会を提供するという。
ヴィデンティファイアーは、大量のデータから特定の画像・動画データを瞬時に見つける視覚検索ソリューションを提供する。映画の不正公開や児童ポルノなど違法コンテンツの検索・捜査に役立つほか、これを応用して、放送番組の双方向化や広告効果の拡大、テレビの多機能化が可能になる。