リトアニアの複合企業アへモスグループ(Achemos Grupe)は12日、中国のエンジニアリング会社、華北電力工程と再生可能エネルギー事業で提携する覚書を交わした。風力、太陽光、バイオマス発電プロジェクトに共同で取り組む。アヘモスは今年3月、チェコとクロアチアでの風力発電2施設の買収により海外進出を果たしており、今後は中東欧のエネルギー市場参入を本格化する意向だ。
アへモスは同日、スウェーデンの投資グループ、スキャント・バルチック傘下の投資会社オリオンとも提携覚書を交わした。中東欧での発電所建設を始め、再可エネや交通インフラ分野のプロジェクトに共同投資する機会を探る。
アへモスは肥料・アグリビジネス、物流、エネルギー、観光などに進出し、国内外で40超の系列会社を通して事業展開する。エネルギー事業では再可エネに特化している。