スロバキア統計局が14日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.6%上昇し、上げ幅は前月から0.3ポイント縮小した。インフレ率の低下は4カ月ぶり。価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率は3%で、前月から0.3ポイント縮小した。
項目別では「運輸(自動車用燃料を含む)」が5.5%上昇したほか、「食品・非アルコール飲料」は4.5%、「宿泊・外食」は3.5%、「雑貨・サービス」は3%、「医療」は2%、「住宅・上下水道・電気・ガス・その他の燃料」は1.8%、「アルコール飲料・たばこ」は1.7%、「娯楽・文化」は1.5%、「衣類・靴」は1.1%、「教育」は1%の幅で上昇した。
「郵便・電気通信」は横ばいだった。
同国のインフレ率は2014年1月以降、ゼロからマイナスの水準が続いていたが、16年7月のマイナス0.9%を底に上昇に転じている。18年は2.1%~2.9%の幅で推移している。