エティハド航空、セルビア航空との資本提携を継続

セルビア航空は2日、アラブ首長国連邦(UAE)の同業で国営のエティハド航空との資本提携を継続すると発表した。エティハド航空が事業再建中であるため、2013年の民営化時に認められた5年間の経営権が切れるのを機に、セルビア航空株を手放すとの憶測が浮上していたが、今回の決定で引き続き提携を深めていく方向性が確認された。出資比率はセルビア政府51%、エティハド航空49%のままとなる。

エティハド航空は2013年、経営難に陥っていたセルビア航空(旧国営JAT航空)の政府保有株49%を取得。同時に5年間のマネジメント契約を結び、同社の経営立て直しに当たってきた。

これが奏功し、2日に発表されたセルビア航空の2017年12月期決算は、延べ乗客数こそ増えなかったものの、売上高は前期比4%増の2億8,800万ユーロ、搭乗率は0.6ポイント増の73%、貨物取扱量は25%増の6,158トンに拡大。純利益も0.1%増の1,570万ユーロへ、わずかながら増加した。

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