自転車世界最大手ジャイアント、ハンガリーに工場

世界最大の自転車メーカーである台湾の巨大機械工業（ジャイアント）が、ハンガリーに工場を開設する。オランダに次ぐ欧州2番目の生産拠点となるもので、150億フォリント（4,630万ユーロ）を投じて東部ギョンギョシュに建設する。

同工場は自転車と電動自転車を最大で年100万台生産し、欧州諸国に輸出する。敷地面積が22ヘクタールで、3期に分けて建設する。第1期は5日に着工。2019年下期の稼働を予定している。

ハンガリーではオランダの自転車大手アクセルの子会社アクセル・ハンランドが工場を運営しているほか、独ボッシュが電動自転車の駆動モーターを生産している。ジャイアントの杜綉珍董事長は「欧州大陸の真ん中に位置するハンガリーは地の利に加え、必要な産業基盤と能力を備えている」と述べ、同地に拠点を持つことの意義を強調している。（1HUF=0.40JPY）