LCC大手ウィズエアー、ソフィア空港に新整備センター

中東欧の格安航空(LCC)最大手ウィズエアー(ハンガリー)は4日、ブルガリアのソフィア空港に航空機整備センターを開設した。同社にとって4カ所目、バルカン地方では初の整備拠点となる。現地で高品質のメンテナンスを行うのが狙いで、将来的には主力機であるエアバス「A320」の処理能力を増強する考えだ。

ウィズエアーはブルガリアではエアバス機をソフィアに7機、ヴァルナに1機常駐させ、ブルガスを含めた3空港の発着便は20カ国45路線に及ぶ。ソフィアの新整備センターでは年間300以上の運航整備行程を処理することが可能で、金属板や複合材料の基本的な修理を行う設備も備える。

ウィズエアーは欧州航空業界で上位5位への躍進を目指し、路線拡大を加速させており、エアバスとは2026年末までに266機の調達契約を交わしている。現在の保有機は「A320」71機と「A321」31機。1日あたりの平均稼働時間が約13時間の「A320」は高稼働率でコスト低減に貢献している。

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