トルコ移動通信最大手トゥルクセルは9日、通信事業者で作るグローバル・ブロックチェーン・コンソーシアムのキャリア・ブロックチェーン・スタディ・グループ(CBSG)に参加すると発表した。ビットコインなどの仮装通貨取引やマーケティング分野で需要が急拡大しているブロックチェーン技術で主導的なCBSGに加わり、顧客サービスの質向上と多様化を図る狙いだ。
CBSGは2017年9月、米移動体通信サービスのスプリント、ブロックチェーン開発会社TBCA、ソフトバンクなどによって発足した。安全な送金・決済手段や個人認証などのデジタルサービス、IoT(モノのインターネット)アプリケーションを提供するためのブロックチェーン・プラットフォームの構築を目指している。今回はトゥルクセルのほか、マレーシアのアシアタ、フィリピンのPLDT、クウェートのザイン・グループなど6社が新たに参加した。