2018/7/18

ロシア

ロシアのインフレ率、来年は4.3%へ上昇=経済発展相

この記事の要約

ロシアのオレシュキン経済発展相は13日に放映されたテレビ局ロシア24のインタビューで、来年のインフレ率が目標値の4%をやや上回るとの見通しを明らかにした。付加価値税(VAT)の増税が理由。2020年には再び4%を下回ると […]

ロシアのオレシュキン経済発展相は13日に放映されたテレビ局ロシア24のインタビューで、来年のインフレ率が目標値の4%をやや上回るとの見通しを明らかにした。付加価値税(VAT)の増税が理由。2020年には再び4%を下回るとみている。

ロシアでは来年からVAT税率が2ポイント増の20%へ引き上げられる。オレシュキン経済発展相によると、増税がインフレ率を1.3ポイント押し上げ、全体として4.3%、物価が上昇すると見込まれる。翌20年には増税の影響がなくなり、再び4%を下回る。

経済成長率は昨年の約2%から今年は1.9%、来年は1.4~1.5%へと減速する。しかし、20年以降は3%以上となり、世界の平均成長率を上回るとみている。

政策金利については、短期的な上下はあるものの、長期的な利下げトレンドに変わりはないとしている。