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EU、ユーロ導入条件を厳格化

2018年7月25日発行 No.1074号

欧州共通通貨ユーロを導入する条件が厳しくなっている。ギリシャ債務危機やラトビアの資金洗浄(マネーロンダリング)問題を背景に、ユーロ圏の安定には従来の要件のみでは足りないという認識が広まっているためとみられる。ブルガリアやクロアチアなど、近い将来に通貨同盟への加盟を目指す欧州連合(EU)諸国のタイムテーブルに遅れが生じそうだ。

ブルガリアはこの夏、ユーロ導入の準備段階である為替相場メカニズム(ERM-2)へ参加できると見込んでいた。必要条件をすべてクリアしていたためだ。ところが、EUは新たに◇欧州銀行同盟との提携◇汚職対策◇安定的な経済成長を実現する措置(EU経済格差縮小策)――を要求した。

このような追加条件が2020年までのERM-2参加を目指すクロアチアにも適用されるのは必至だ。ブルガリアやクロアチアよりも遅れているものの、やはりユーロ導入を目指すルーマニアについても同じで、ユーロ圏拡大の日程はこれまでの見通しよりも大幅に遅れそうだ。

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