米車部品大手デュラ、マケドニアに軽量部品工場設置

米自動車部品大手デュラ・オートモーティブシステムズはこのほど、マケドニアのスコピエ経済特区に工場を建設すると発表した。最新技術を導入して軽量構造部品の開発・生産を行い、欧州事業拡大のけん引力とする。2019年夏の開所を目指す。投資額は非公表。

スコピエ工場の敷地面積は1万6,000平方メートルで、精密引張曲げ、ロール形成、高耐久性表面処理などの加工施設を備える。垂直統合型の生産工程により効率的で競争力のある生産拠点とする。当初はアルミ製のエクステリアトリムとルーフレール・システムなどを生産し、欧州の自動車メーカーに供給する計画だ。約500人の雇用創出を見込む。

デュラは軽量構造部品、融合型メカトロニクス、モビリティ・セーフティ技術、エクステリアデザインなどで革新的なソリューション開発を手掛けている。欧州は同社の売上高の約5割を占める主力市場で、ドイツ、英国、フランス、ポルトガル、チェコ、ルーマニアに生産拠点がある。

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