スロバキア労働社会家族センターが20日発表した6月の失業率は5.43%となり、前月から0.06ポイント上昇した。失業率悪化は2015年9月以来、初めて。前年同月比では1.47ポイント低下した。大学卒業シーズンで求職登録する若者が多い時期だったのに加え、求人の多い地域に求職者が少ないという労働市場の事情が重なったためとみられる。景気が近くピークに達し、縮小局面に入る見通しから、失業率の下げ幅は今後、狭まっていく見通しだ。
県別にみると、6月に失業率が低下したのはバンスカー・ビストリツァ県のみだった。群別では全79郡中25郡で低下、54郡で上昇した。