エストニアのソフトウエア開発企業ガードタイムはスイスのセキュリティー技術企業SICPAと共同で、米国向けに選挙データの操作を難しくするセキュリティソリューションを開発した。選挙人登録から投票までをカバーし、データの正確性を保証するとともに、外部からの操作を即時に検出できるという。
新ソリューションの中核を形成するのは、ガードタイムのブロックチェーン技術「キーレス・シグニチャー・インフラストラクチャー(KSI)」だ。データ変更の履歴、日時、変更者を自動的に記録し、改ざんや不正使用を即座に検出できる。
まずは米国のある地方自治体で導入されるが、ガードタイムでは需要はもっと大きいと見込んでいる。
SICPAは紙幣や証券、印紙などの偽造を防止するセキュリティインクやシステムを提供している。