独化学メーカーのフォルマンは先ごろ、接着剤製造を手がけるロシアのインターメルトを買収したと発表した。成長市場であるロシアに生産拠点を構えることで、現地事業の拡大を計る。
インターメルトは2006年の設立で、主に包装材向けのホットメルト接着剤を製造する。売上高は年300万ユーロ。今後はフォルマンの持つノウハウを活かして工場稼働率を高め、競争力向上を図る。
フォルマンは1977年の創業で、従業員数は120人。印刷用インク、壁紙・工業・布用プラスチゾル、家具・紙製品用接着剤などを製造する。国外にはロシアのほか、ポーランド・ポズナンと中国・上海に拠点を持つ。主力市場は東欧を含む欧州で、2017年の売上高は1億ユーロ弱だった。