中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2018/8/1

自動車

独自動車大手BMW、ハンガリー新工場に10億ユーロ投資

この記事の要約

独自動車大手のBMWは7月31日、ハンガリー東部のデブレツェン近郊に工場を新設すると発表した。欧州生産の強化が狙い。約10億ユーロを投じ、最大15万台の年産能力を整備する。1,000人を超える雇用創出を見込む。新工場は約 […]

独自動車大手のBMWは7月31日、ハンガリー東部のデブレツェン近郊に工場を新設すると発表した。欧州生産の強化が狙い。約10億ユーロを投じ、最大15万台の年産能力を整備する。1,000人を超える雇用創出を見込む。

新工場は約1年後に着工する予定だ。同じ生産ラインでエンジン車も電気自動車(EV)も製造できる体制を整える。中国、メキシコ、米国での投資に続き、最重要市場である欧州でも生産を強化し、世界生産ネットワークの均衡を図る。

デブレツェンを選んだ理由についてBMWはインフラが整っていることや交通の便の良さ、取引のある部品メーカーとの地理的な近さ、人材の豊富さを挙げた。

BMWは2004年、ハンガリーに駐在員事務所を設置。現地企業との取引額は昨年、14億ユーロに上ったという。