ロシア石油最大手の国営ロスネフチがドイツでの石油小売事業への参入を検討している。ロシアのウェブ経済紙『RBC』が先ごろ、ロスネフチのセチン社長の話として報じたもので、6,000万ユーロを投じてドイツ国内に精製施設及びガソリンスタンドを設置する。同社はこれまでドイツでは英BPや仏トタルを通して石油を販売してきた。また、ドイツ国内の3つの製油所に資本参加している。
同社は今年1月、ドイツ子会社が国内企業ビチュミナとビチューメン(瀝青)の同国における加工・販売契約を締結している。
ロスネフチでは昨年9月以来、シュレーダー前ドイツ首相が会長を務めている。