オーストリアの照明器具大手ツムトーベル(Zumtobel)は7月30日、セルビア南部のニシュに建設した工場で生産を開始したと発表した。4万平方メートルの広さを持つ新工場への投資額は3,060万ユーロ。正式に開所する今年9月までに350人を雇用する予定。
同社のフェルダー社長は、「(新工場により)欧州の中核市場に向けた事業の実施を容易にするとともに、長期的な競争力を向上させられる」と述べた。
同社はニシュ工場の開設に伴い、付加価値の低い製品の生産をオーストリア西部のドルンビルン工場から同工場に移管する。ドルンビルン工場では引き続きアウトドアやITに関連した高付加価値型の部品を生産していく計画だ。