トルコ統計局(TUIK)が16日発表した6月の鉱工業生産指数(稼働日調整済み)は前年同月比で3.2%上昇し、20カ月連続のプラスとなったものの、上げ幅は前月の6.5%から3.3ポイント縮小した。これは2016年11月(2.9%)以来の低い水準。前月比(季節・稼働日調整済み)では2%減少した。
業種別では鉱山・採石が前年同月比で7.2%、電力・ガス・スチームが4.6%、製造が2.9%それぞれ拡大した。
財別で見ると、非耐久消費財の上昇幅が最も大きく6.8%に達したほか、エネルギーは4.7%、中間財は2.7%伸びた。耐久消費財は2.4%、資本財は0.3%縮小した。
鉱工業生産指数の上げ幅は昨年12月の13.7%をピークに縮小傾向にある。6月までの下げ幅は合計で10.5ポイントに上る。