中国の紫金鉱業、セルビア国営精銅所を買収

セルビアのエネルギー省は8月31日、国営精銅所RTBボルが戦略提携する企業として、中国の非鉄金属メーカー紫金鉱業(福建省竜岩市)を選んだと発表した。紫金鉱業はRTBボルに総額14億6,000万米ドルを投資する代わりに同社株63%を取得する。今月中に契約を交わし、来年初めから本格的に経営のかじを握ることになる。

総投資額14億6,000万ドルのうち、3億2,000万ドルを新鉱山開発に、2億ドルを債務償却に、1億3,500万ドルを環境改善策に投じる。また、全従業員(5,000人)の雇用を維持する。

戦略提携先の獲得でRTBボルの生産量は、3年後に現行の2倍の8万トン、5年後には12~15万トンに増加すると見込まれている。

今回の戦略提携入札には、ロシアのUゴールド、カナダのダイヤモント・フィールズも参加していた。

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