米国の食糧メジャー、カーギルは14日、ポーランドの食品加工会社、コンスポル(Konspol)の買収で合意したことを明らかにした。カーギルはコンスポルの食品及び鶏肉事業の関連資産及びブランドを取得すると共に取引先も引き継ぐ予定だ。買収額は明らかにされていない。
鶏肉の生産及び加工を中心に事業を展開するコンスポルは、国内に飼料工場1カ所、ブロイラー飼育場5カ所の他、2つの加工施設を持つ。従業員数は1,700人。
カーギルは現在ポーランド22拠点で1,700人を雇用する。動物用飼料工場、食品プレミックス生産施設、小麦グルコースシロップ工場、エタノール工場を合わせて19カ所保有している。
カーギルのラングホルツ鳥肉事業部長は今回の買収について、「コンスポルの製品はポーランド全土で愛されており、新鮮な鶏肉を生産する力強い高付加価値企業として評価されている」と話した。