中国自動車大手の安徽江淮汽車集団(JAC)が大型トラック・バスの製造を手がけるベラルーシのミンスク自動車工場(MAZ)と提携し、年内にも同国で小型商用車の生産を開始する。MAZ傘下の機械・建設用金属構造材メーカー、ブレストマシの工場で、年間2,000台を生産する予定だ。同工場があるブレスト州のクレツ副知事が19日に明らかにした。
両社の合意によると、JACが部品供給、ブレストマシが組み立て・車両試験を担当する。すでに自動車組み立てラインの改装がほぼ完了し、10月下旬から部品搬入が始まる予定だ。年内に約50台の生産を予定している。
生産するモデルはJACの「サンレイ(Sunray)」のライトバンと16人乗りミニバスで、いずれもMAZブランドとして出荷する。両モデルとも2.7リットルディーゼルターボエンジン(出力150hp)を搭載する。