独暖房・ボイラー大手バイラント、スロバキア部品工場を大幅拡張

独暖房・ボイラー大手のバイラントはこのほど、スロバキア北西部トレンチーンの部品工場で新生産棟を開所した。需要拡大に対応するもので、投資額は1,600万ユーロ。工場面積は2万8,000平方メートルとほぼ2倍に拡大した。従業員数は約200人増の900人に引き上げた。

トレンチーン工場ではボイラーの内部構造部品・モジュールを手がける。年間生産量は400万個超で、欧州各地のバイラント工場に供給している。壁掛け式ボイラーのほとんどに同工場の製品が使用されるなど、戦略上重要な部品生産拠点となっている。

バイラントは1993年にチェコ子会社からスロバキア事業を分離し、現地会社を設立した。2003年に国内西部チェコ国境のスカリツァで床置き型ボイラーの生産を開始した。トレンチーン工場は04年、ボイラー油圧部品の生産拠点として開所した。

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