ロシア国営の電気通信企業ロステレコムは24日、フィンランド通信機器大手ノキアと合弁会社を設立したと発表した。今年5月の基本合意に基づくもので、次世代サービスに使われるソフトウエア開発と通信網設備生産で提携する。
合弁会社の名称は「RTKネットワーク・テクノロジーズ」で、ロステレコムが51%、ノキアが49%を出資する。。プレス発表によると、ノキアは来年から2021年までに最大100億ルーブル(約172億円)を投資する計画だ。
合弁会社の業務の重点は、◇企業が自ら運用する携帯ネットワーク(自前LTE)・モノのインターネットシステム(自前IoT)◇ソフトウエア制御によってネットワークを動的に管理・運用するSDN(Software Defined Network)やSDNを活用した広域ネットワークエリア(WAN)の運用(SD-WAN)◇IoT・第5世代(5G)ネットワーク向け技術基盤――などにおかれる。