ポーランド、自動運転機関車を独自開発

ポーランドの鉄道貨物PKPカーゴ、鉄道車両製造ペサ・ビドゴシュチ、貨車研究所IPSタボールが自動運転機関車の独自開発製造に取り組む。運行効率化とコスト削減が狙い。投資規模は明らかにされていないが、国家研究開発センターのイノベーション支援プログラム「Innotabor」からの助成を受けられそうだ。2022年の製品認定を目指す。

プロジェクト第1段階では、PKPカーゴとペサが共同で自動運転機関車を設計し、タボールの研究者が技術検証する。第2段階では設計と研究を進め、ペサが自社の「Gama」系統を基盤に電気・ディーゼル両用機関車を製作する。PKPカーゴが他の機関車と同じ走行条件下で試験運転を行う。

自動運転機関車は、通常走行ではルートの制御に運転士を必要としない。センサー、カメラ、ジャイロスコープなどを搭載した人工知能(AI)自動運転システムで安全を確保する。運転士の主な役割は異常事態の制御に限定される。

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