ハンガリー政府はビニール製レジ袋に課す環境税のシステムを見直す方針だ。現在は重量に基づいて課金しているが、枚数当たりの課税に変更する。
閣議決定された法案によると、レジ袋1枚につき、厚さ50ミクロン以上で38フォリント(約15.5円)、15~50ミクロンで20フォリント、15ミクロン未満で5フォリントを課す。現行制度ででは1キロ当たり1,900フォリントが課されている。
イノベーション・技術省は先月中旬の時点で、来年からビニール袋に対する課税額を引き上げるとともに、2021年からビニール袋を禁止する方針を明らかにしていた。同省によるとハンガリーでは年間1人当たり80枚が使用されており、多くが埋立処分されている。
今年7月に環境団体のグリーンピースはハンガリー政府に対し、2020年から使い捨てビニール袋の禁止措置を導入することを求める要望を出している。