トルクメニスタン、公益サービス無料枠を廃止

トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領はこのほど、電気、ガス、飲料水及び食塩の無料配給措置を廃止する決定に署名した。同国の市場経済をさらに発展させることが狙いと説明している。来年1月1日から実施される。

トルクメニスタン経済は、天然ガスを中心とした資源輸出による外貨収入に依存しているが、近年の天然ガス価格の低迷で景気が落ち込んでいた。

大統領は、石油と天然ガスの開発が経済成長のカギとなる分野だと強調する一方で、輸出品の多様化に向けて新産業を発展させることや、エネルギー戦略としてパイプライン網の強化を図ることも焦点となるとみている。

トルクメニスタンでは近年大規模投資プロジェクトが実施されてきた。その中には中国とイラン、トルクメニスタンとインドをそれぞれ結ぶ2つの大規模なパイプライン計画が含まれる。

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