ハンガリー中央統計局(KSH)が9日発表した2018年9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.6%上昇し、前月の上げ幅(3.4%)を上回った。自動車用燃料や食品の値上がりが主な理由だ。前月比では0.3%上昇した。
食品価格は前年同月比で4.6%上昇した。特に青果は21.2%も値上がりした。アルコール飲料・たばこは5.1%、自動車用燃料は14.9%、それぞれ上昇した。
全体としてインフレ率が高まっているものの、価格の変動が大きい食品と燃料を除いたコアインフレ率は2.4%と安定している。中央銀行は9月のインフレ加速を青果の値上がりとたばこ増税の結果とみて、金融引き締めへの転換にはまだ動かないもようだ。