トルコ統計局(TUIK)が15日発表した2018年7月の失業率は10.8%となり前年同月比で0.1ポイント上昇した。失業率の悪化は3か月連続。季節調整後では11%で、前月から0.1ポイント上昇した。アナリストらは今後、景気減速の影響が現れ、失業率がさらに上昇すると予測している。
15~24歳の若年失業率は前年同月比で1.2ポイント低下し、19.9%に改善した。15~64歳の就業年齢層では0.1ポイント増の11%へ、やや悪化した。
労働参加率(LFPR)は54%と、0.3ポイント上昇した。性別でみると、男性は0.3ポイント増の73.8%、女性は0.6ポイント増の34.7%だった。
就業者数は前年同月に比べて50万7,000人増え、2,926万5,000人に拡大した。業種別の内訳は、農業が19.7%、鉱工業が19.5%、建設業が6.9%、サービス業が53.9%となっている。