PGNiG、米LNG会社と20年の長期調達契約

ポーランド石油・ガス大手の国営PGNiGは17日、米国のベンチャーグローバルLNG社の子会社2社と液化天然ガス(LNG)の供給契約を結んだ。PGNiGは2022年から20年間にわたり年間200万トンのLNGを輸入する予定。ポーランドのモラヴィエツキ首相は、今回の契約により天然ガスのロシアへの依存度を減らすことができると述べた。PGNiGのヴォズニヤク最高経営責任者(CEO)は、米国産のガスはロシア産よりも20%以上割安だとしている。

ポーランドと米国は今年9月、戦略的パートナーシップに関する共同宣言において、エネルギー分野における協力を強化することで一致していた。

ポーランドは2022年以降、ロシアからの天然ガスの輸入を打ち切ることを目指しており、PGNiGは昨年11月に米国のサビーネパスLNGターミナルと5年間の供給契約を締結している。

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