ウズベキスタンと中国、科学技術分野での提携を強化

ウズベキスタンと中国が科学・技術分野での提携を深める意向だ。ウズベキスタン開発戦略センターと上海科学技術交流センター(SSTEC)はこのほど、上海で開かれた科学技術革新会議で、ウズベキスタンに革新技術センターを共同で設立することで合意した。また、化学・工学分野における若手研究者・専門家の交流促進に向けて、ウズベキスタンの専門家を上海の研究機関に派遣することでも合意した。

開発戦略センターのブルハノフ所長は、「国際取引・経済関係・技術交流の多様化に向けて、ウズベキスタンは中国との協力を積極的に進めている」と話し、科学技術分野、農業、地震学、工業で多数のプロジェクトを共同で推進している事実に触れた。

今後については、国の進める水力発電開発計画や、油田・ガス田探索でも提携を深めたい意向を示した。

今回の会議には他の中央アジア諸国の代表も参加した。中国・中央アジア間の化学技術提携深化、中国の主導する「新シルクロード(一帯一路)」構想を進める特別計画の実施――などに関するワークショップも開かれた。

会議後の共同宣言では、中国と中央アジア諸国が分析科学センター間の協力推進に取り組む意思を示した。

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