ハンガリーで循環型経済のプラットフォーム設立

ハンガリーの「持続可能な開発に関するビジネス協議会」(BCSDH)は11月29日、同国のイノベーション技術省とオランダ大使館と共同で「サーキュラーエコノミー(循環経済)プラットフォーム」を設立した。現地紙『ブダペストビジネスジャーナル』によると、同協議会は同国を環境に配慮した循環型社会に移行させると共に、その経済効果について啓蒙を図ることを目的としている。設立式には政府や企業幹部ら30人以上が出席した。

BCSDHは循環経済への移行によって企業に大きな事業機会が発生すると説く。その経済効果は2030年までに4兆5,000億ドルに上るものの、企業には循環経済の核となる考え方が理解されていないという。そのためBCSDHが中心となり、パラダイムシフトを促すためコミュニティを形成し事業機会を共有していく方針だ。

BCSDHのチカーン会長は、「外国の経験、特にオランダの実践は重要な成功例であり、この分野の模範としていくべきものだ」と述べた。

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