スウェーデン・ストーリーテル、ブルガリアで電子書籍サービス開始

スウェーデンの電子書籍サービス大手ストーリーテル（Storyｔel）は4日、ブルガリアで営業を開始した。今年9月に買収した地元オーディオブックサービスのD&Dファクトリーの社名を変更し、サービスを展開する。ブルガリアは同社として14番目の外国市場で、成長が見込まれる同国のストリーミングサービスの需要を取り込んでいく。

ストーリーテルのストーミング事業は定期購読契約に基づいてオーディオブックと電子書籍の配信サービスを行うもので、契約者数が2014年の10万人から今年70万人を超え、年内に80万人に達する勢いで急成長している。主力市場の北欧のほか、ポーランド、ロシア、トルコなどにも進出している。

出版事業では2013年に電子書籍およびオーディオブックの出版を開始した。オーディオブックは現在17カ国の言語で5,000超のタイトルを提供している。ブルガリアでは電子書籍を含めブルガリア語で約300タイトル、英語で5万タイトルを提供する。