ポーランド11月インフレ率1.3%、3カ月連続で低下

ポーランド中央統計局(GUS)が先ごろ発表した11月の消費者物価指数は前年同月比で1.3%上昇し、上げ幅は前月から0.5ポイント縮小した。インフレ率の低下は3カ月連続で、今年3月と同等の低水準となった。前月からは横ばいだった。

上昇幅は「運輸」が6.1%(前月は7.5%)、「食品・非アルコール飲料」は0.7%(前月は1.8%)にとどまり、全体を押し下げた。ほか、上げ幅が大きかったのは「外食・宿泊」(3.1%)、「教育」(3%)、「医療」(2.9%)、「住居・光熱費」(1.9%)、「アルコール飲料・タバコ」(1.7%)だった。「衣類・靴」は2.7%、「通信」は5.9%下落した。

同国のインフレ率は2017年11月に中央銀行が目標値とする2.5%まで達した後、今年3月に1.3%まで低下した。夏には2%まで回復したものの、9月から再び下がっている。一方、中央銀行は資源価格の上昇や、通貨ズロチの対米ドル安を理由に、来年のインフレ率を3.2%と予測している。