チェコの製造業におけるロボットの導入率が世界平均を上回っていることがわかった。英金融大手HSBCが先ごろ発表したレポートによると、チェコ製造業における労働者1万人当たりのロボットの台数は101台で、世界平均に比べ27台多かった。近隣諸国ではスロバキアがトップで、チェコを3分の1上回った。ハンガリーとポーランドはチェコより少なかった。全体における1位は韓国の631台だった。
国際ロボット連盟(IFR)のデータによると、チェコにおけるロボットの新規導入台数は2010年から15年の間に40%増加しているが、IFRはその伸びは十分ではないとしている。HSBCによると、チェコでは今後4年以内に生産年齢人口が1.5%減少する見通しだ。
同報告書はまた、チェコ経済を最も大きく経済成長を続ける新興市場の1つと位置付ける。同国の国内総生産(GDP)は2030年には90億コルナ(約3億5,100万ユーロ)に達し、17年の50億コルナから大きく増加すると予想されている。(1CZK=4.86JPY)