独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とVWグループのチェコ子会社であるシュコダ自動車は19日、インドのプネー近郊に新しい技術センターを開設した。シュコダが主導するVWグループのインド戦略プロジェクト「INDIA 2.0」の一環で、エンジニア約250人が勤務する予定。主に、インド市場向けの車両開発に取り組む。
「INDIA 2.0」では、インド市場の顧客ニーズに対応するため、現地で開発・生産したモデルを市場投入する計画。新しい技術センターは、プネーから北に約30キロメートルの距離にあるチャカンに開設した。
同センターでは、インド市場向けにプラットフォーム「MQB」をベースにしたA0セグメントのモデル(MQB‐A0‐IN)を開発する。最初に発売するモデルはA0セグメントの中型SUVで2020年に発表する計画。部品の現地調達率を95%とし、ほぼすべての部品を「メード・イン・インド」とする。
2019年1月1日付で就任した現地法人フォルクスワーゲン・インドのボパライ社長は、シュコダおよびVWグループ傘下のブランドから2020~2021年に同センターで開発したモデルを市場投入する見通しを示している。