エストニア国営電力エースティ・エネルギアの配電網運営子会社であるエレクトリレヴィが、スウェーデン電力大手バッテンフォールのフィンランド子会社並びにフィンランド電力網運営会社KSSヴェルッコと提携する。エレクトリレヴィのアーン国際事業担当部長は「2017年以来、フィンランドの広域変電所の設計に弊社社員が協力する機会が幾度かあった。その実績が認められ、今回、2社との提携が決まった」と説明した。
エレクトリレヴィは今回、バッテンフォールのフィンランド・発電エンジニアリング子会社バッテンフォール・サービス・ノルティックと提携覚書を交わした。アーン部長は、この提携を機に「バッテンフォールと(エースティ・エネルギアの送電網事業である)エネリングが、フィンランド電力網を共同開発していくことになる」と期待感を示した。
KSSヴェルッコとは、エレクトリレヴィが自動制御システムの保守・特別修繕を請け負う枠組み契約を結んだ。
フィンランドでは昨年、エレクトリレヴィの協力の下、南部の3カ所で110キロボルトの変電所が建設された。エレクトリレヴィは自動制御システムの設計・設置に携わった。